Windows7の大量配布 (その1) 前提条件

さて、タイトル。
別に違法な行為の紹介文ではないので、勘違いしないように^^

次のようなケースを想定して、以下の作業を行います。

・ケース
事務処理用PCのリプレースをすることになった。
いままで、WindowsXPをダマシダマシ使っていたが、マイクロソフトのサポートも終了しちゃったし、自宅ではWin7というユーザも増えてきているから、そろそろ、重い腰を上げて社内もWindows7にするか。
*なお、『社内に大量配布』は、以降、『クローン』と表記します。

・目標
いかに手を抜いて、セットアップするか。

・ハードル
WindowsXPと同じ手順ではできないらしい。

・ソフト
SymantecGhost を使う。
マイクロソフトの配布サーバを使う手順は、次のフェーズで検討する。

・Sysprep について
Sysprep は、『システム準備ツール』と訳されます。
単純に言うと、PCの固体情報を消すツールです。
PC名、会社名、組織名など、主にPCを初回起動したときに求められる情報を消すツールです。

なぜ、クローンをするときにSysprep をしないといけないのか……DがSysprepという言葉を始めて聞いたときには、『DNS には、SIDが登録される。このSIDは、PC毎につけられるユニークなIDで、これが重複すると思わぬエラーが起きる』というものでした。
PC名を変更しても、SID は変わりません。
でも、実際、DNSは、重複したSIDを保持しても、特にエラーを起こしません。

では、なぜ、SID を消すのか。
これは、マイクロソフトがサポートしないからです。
OEMライセンスのPCをそのまま、別のPCにクローンすれば、ライセンス違反にもなります。

マイクロソフトのサポートなんていらんわ、という人は、どうぞお好きなように。

ちなみにVISTA以降、OEM(プレインストール)版のOS は、クローンできません。
これは、Sysprep をして、ライセンスキーを消し、PCや添付メディアに付いているライセンス番号を入力する、という手段もできない、ということです。
別途、ライセンスを購入してください。(または、OSレスモデルのPCを購入してください)

以上を踏まえ、次回は、大量配布のシナリオを作ります。

紹介 Disir
Sorry Japanese Only ESEのDisirです。 頭のEは、ExprtとかExcellentではなく、エセ。似非です。 Windows系OSを弄ってます。 やりたかないんです。 もう、真っ平。 PCなんて、字が汚いことや漢字が出てこないことを隠すためのツールとして覚えただけで。 いや、それだって、PCじゃなくて、ワープロなんだよ(歳がばれる)。 という感じで、サラリーマンの悲哀を背負いつつ、Windowsと格闘しているわけです。

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